後遺障害等級8級(醜状障害との併合等級)について,総額2265万円で示談が成立した事案

後遺障害等級
8級
傷病名
右大腿骨骨折,右膝蓋骨開放骨折,右下腿骨開放骨折等
保険会社提示額 最終獲得額
1569万円
4131万円

ご相談内容

被害者 40代 会社員
部位 右下肢
傷病名 右大腿骨骨折,右膝蓋骨開放骨折,右下腿骨開放骨折等
後遺障害等級 8級
獲得金額 2265万円
後遺障害等級8級(醜状障害との併合等級)が認定がされたことを機に,等級に不満はないが交渉に不安があるため,当職に依頼されました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 8級
入通院慰謝料 323 323
休業損害 750 857 107
逸失利益 2121 2121
後遺障害慰謝料 819 830 11
合計 1569 4131 2562
単位:万円
既に後遺障害等級8級が認定がされており,同等級に不満はないとのことでしたので,受任通知送付後直ぐに相手方保険会社に示談案の提案を依頼しました。 最初に保険会社が提案してきた示談案は,休業損害,逸失利益及び過失割合(20%)に問題のあるものであったので,ご依頼者様とお打ち合わせの上,反論の書面を送る等して,再度保険会社と交渉しました。 解決内容の提案で合意し示談しました。

解決内容

休業損害857万円,障害慰謝料323万円,逸失利益2121万円,後遺障害慰謝料830万を含む総額3868万円から10%の被害者過失を認め,相手既払(自賠責支払分819万円を含む)を控除した2265万円でした。 なお,逸失利益について,8級の労働能力喪失率は45%ですが,醜状との併合の事案であったため,8級の労働能力喪失率は35%を前提とした逸失利益の金額で解決しました。

所感(担当弁護士より)

弁護士が介入することによって,保険会社の提案額が大幅に増額されるケースは多いですが,本件のように保険会社の提案より前に弁護士が介入した場合,当初の提案時点で,一定程度増額された提案をしてくるケースが多いと思われますので,裁判によらずに交渉によって,大幅に増額されるケースはそれほど多くないと思います。 本件では,損害の算定基準や過失割合の前提となる事情を前提に粘り強く交渉したことで,当初提案額から2倍以上増額された金額で示談することができたと思います。

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